公立中学に進学されるご家庭の保護者さまへ
毎年、新年度になると、とりわけ新中学1年生のお子さまがいらっしゃる保護者さまからこんなお悩みをご相談いただきます。
- テストの点数と提出物、どちらもがんばらないといけない。ウチの子は大丈夫だろうか?
- 早いうちに塾に行かせたほうがいいんだろうけど、でも入学して慣れてからでいいかな…。
- 上のコは私立行ってるし、自分も私立だったから、公立中のこととか高校受験のことがよくわからない…。
すでにご存知のとおり、中央区の公立中学には中学受験にトライしたお子さまも数多く進学されています。
そのため、小学生のときに塾に通っておられなかったご家庭の保護者さまは「入学時点で、学力に差がついているんじゃないか?」といったご不安もお持ちです。
また、公立中学の場合、成績はテストの点数だけでは判断されません。
提出物や授業態度なども、成績評価に加味されます。
そのため、テストでいい点数を取る必要があり、加えて提出物なども気をつけないといけません。
それらを踏まえると、早い段階でお子さまを塾に通わせたほうがいいのではないか?と思われるかと思います。
しかしながら、保護者さまのホンネとしては…
塾探しってめんどくさくないですか?
塾探しの一般的なながれ
- 1.ネットやママ友から塾をリサーチする
- 2.目ぼしい塾を絞り込む
- 3.体験授業を申し込む
- 4.(保護者さまも塾に足を運ぶために)仕事のスケジュールを調整する
- 5.体験授業で(塾から)いろいろ話を聞く
- 6.お子さまの要望を聞く
- 7.月謝などの費用を考慮する
- 8.ご主人とも相談する
- 9.塾を確定
少なくとも、これだけの手間と時間がかかります。
それでいて、とりわけ入学シーズンは学校関連のいろんな書類を書いたり、保護者会に出席しないといけなかったりもします。
ただでさえ、保護者さまの多くが日中にお仕事をなさってお忙しいのに、入学シーズンはお子さまの学校のことでさらに時間や手間を割かなければいけません。
このような状況から、結果としてお子さまの通塾は後回しにされてしまいます。
しかし、ちょっとお待ちください
お忙しいことを承知で、お願いがございます。
どうか、今、このタイミングでお子さまの塾探しにお時間を割いていただけないでしょうか。
なぜなら、このタイミングで塾に通われるかどうか?が、お子さまの高校受験および志望校合格に大きく影響するからです。
ただし、保護者さまにご負担を強いるわけですので、少しでもお力添えをさせていただきたく存じます。
そこで、このページでは保護者さまの塾探しの手間を大きく軽減できるよう、つぎのことを執筆いたしました。
- なぜ、入学直後から塾に通ったほうがいいのか?
- お子さまに合った塾とは?
- (比較検討の一環として)当塾の指導および授業について
ご覧いただくだけでも、塾探しのご負担をかなり軽減できると考えております。
入学シーズンに通塾をお勧めする2つの理由
こんにちは、三井塾塾長の三井慎太郎です。
当塾は、2012年より日本橋浜町でこの地域のお子さまの学習をサポートしてまいりました。
私どもが、新中学1年生のお子さまに入学シーズンに通塾をお勧めする理由は、大きく以下の2つの観点からです。
1点目:学習習慣および勉強のやり方を習得しやすいから
小学生のときに塾に通っておられないお子さまの場合、まず身につけるべきは「学習習慣」と「勉強のやり方」です。
しかし、これらは「習慣性」のものですので、身につくまでには時間がかかります。
勉強や部活が本格化し、テストがはじまるまでの時間的な余裕のある時期から学習をはじめていただくと、スムーズに「学習習慣」と「勉強のやり方」が身につきやすくなります。
2点目:算数のつまずき解消は、今しかできないから
算数のつまずきを遡って解消することは、新中1になってすぐのタイミングだからできることです。
これから中学校では、授業がどんどん本格化しますし部活もはじまります。
そして、ゴールデンウィークを過ぎればテストがもうすぐです。
この流れにひとたび呑み込まれてしまえば、つまずき箇所の大元にまで遡って解消することは容易ではありません。
そうなると、そのつどテストに向けて“応急処置的”な取り組みしかできなくなります。
ただ、学年が上がるごとに勉強が難しくなることを考えますと、応急処置ではいずれ勉強について行けなくなることが、かなりの確率で想定されます。
塾に行っても成績が伸び悩むことも
そのように、勉強について行けなくなった段階で塾に通われるケースは少なくありません。
しかし、この段階まで通塾を先延ばしにされますと、塾に行かせているわりには思うように成績が伸びないということも起きかねません。
なぜなら(くり返しますが)、学力を底上げするためにはつまずきの大元にまで遡って解消する必要があるからです。
しかも、忙しい部活に入られる予定ならば、あらかじめ勉強時間が十分には取れないことを想定しておかれたほうがよいかと思います。
なぜ、私がこのようなことを知っているのか?と言うと、上記を想定せずに、後々になって成績および受験で困られた方が当塾にご相談に来られているからです。
三井塾での取り組み(他塾の違い)
では、ここまでを踏まえて、参考までに当塾ではどのようなサポートをしているのか?をお伝えしたいと思います。
また併せて、一般的な塾のサポートもお伝えいたします。
当塾では、小学生のときに塾に通っていないお子さまにおかれましては、新中1になるタイミングで入塾されますと、小学5,6年生の算数を復習して中1の内容に移行しています。
私の長年の観察では「算数は好きだったけど、数学は嫌いになりました」という生徒はいません。
数学嫌いの生徒は、算数の段階から苦手だったり嫌いであることがほとんどです。
そこで、小学5,6年生の算数を復習することで、算数の段階で苦手を克服し、中学からの数学に備えております。
ちなみに、5教科の中で小学生の内容がきちんと身についているか?のチェックにもっとも時間をかけるのが算数です。
なぜなら、算数が理解できていないと必ず中1の段階で数学につまずくからです。
多くの学習塾が“先取り学習”をする理由
それに対して、多くの学習塾は数学の先取り学習を行っています。
しかし実際のところ、算数がわかっていなければ必ず先取りの途中でつまずきます。
ですが、多くの学習塾が算数の復習やつまずき箇所の解消を行いません。
それは、一般的に塾ではカリキュラムや使用する教材が固定されており、システム的につまずき箇所に戻って学習することが難しいからです。
塾も、かぎられた時間内で中学校の授業に対応した授業を行う必要があります。
そして、生徒ごとに学力が異なるため、つまずき箇所に戻ることが不要な生徒もいます。
そのため、つまずきの解消に時間を割くことはほぼありません。
そこで、お子さまの学力に合わせた指導が受けられる個別指導塾をご検討になられる方もいらっしゃいます。
ですが(誤解を怖れず率直に申し上げますが)、個別指導塾は大学生などのアルバイト講師が担当していることが多く、つまずき箇所に戻って指導をしていいのか?の判断ができません。
その結果、中学校の授業に関する指導のみが行われています。
つまり、ほとんどの学習塾ではつまずきを解消することが難しいのが実情かと思います。
ここが通塾の判断の分かれ目
仮に、算数でつまずきがあったとしても、中1数学の一番はじめの単元である「正負の数」はけっこうなお子さまが解けるものなんですね。
しかしそれゆえに、油断が生じてしまいます。
実は、算数につまずきのあるお子さまの多くが「正負の数」の後に習う「文字式」でつまずくんです。
これは、小学5年生で習う「割合」が理解できていないことが原因です。
そして「文字式」でつまずき、その後に習う「方程式」でさらにわからなくなります。
ちなみに、中1で習う内容のほとんどは、小学5,6年生で習う内容がベースになっています。
ですが、中1の数学でつまずくお子さまは、小学校の算数の教科書を見せても習った記憶すら抜け落ちていたりします。
ですので、算数のつまずき箇所を特定し、それを解消できれば、中1の数学はかなり解けるようになります。
だからこそ、当塾では新中1になった時点では、算数の復習にもっとも時間を割いております。
また、参考までにお伝えしますと、理科・社会は途中から学びはじめても点数を伸ばせる教科です。
さらには、英語は新中1の時点でアルファベットが正しく書ければ、その後の学習によって高得点も期待できます。
保護者さまにもご負担をおかけしません
塾によっては、保護者さまがお子さまの勉強の手伝いをしないといけない場合もあると聞きます。
例えば、ワークの丸つけや学習計画の立案、宿題の管理といったことなどです。
ですが、当塾ではそのようなご負担を保護者さまにおかけすることは一切ございません。
当塾では、授業で問題に取り組んでいただくだけでなく「提出物の進め方」や「ワークの丸つけの仕方」、「提出物の内容および提出期限の管理」まで行っております。
例えば、ご入学のタイミングで当塾に入塾していただきますと、4月からテストに向けての準備時間をしっかり確保することができます。
それでも例年の傾向として、4月にご入塾いただいて提出物の進め方や丸つけの仕方などすべてひっくるめてお伝えして、ようやくテストに間に合うといった感じです。
また、学校から提出物の教材が渡されるのが、毎年4月終盤から5月に入った時期にかけてです。
そこから提出物の作成をはじめて6月のテストに間に合わせるのですが、実は思っている以上に時間がかかることを、多くの生徒・保護者さまはあまりご存知ではありません。
なぜなら、1学期は中間テストがなく期末テストだけなので、1学期の期末テスト時の提出物の量が多くなるからです。
とりわけ1年生は、これまで定期テストの経験がないため、勉強や提出物の進め方の要領を得ることにも時間がかかります。
それを理解したうえで私どもも指導およびサポートしておりますが、それでも時間がかかることは避けられません。
手前味噌ではございますが、学習指導のプロである塾講師ですら時間がかかるのなら、保護者さまが塾講師の代わりをすることはとてつもないご負担になると思うのですが、いかがでしょうか?
また、保護者さまとしては「中学生になったんだから、自分でやってよ」と思われるかもしれません。
もちろん、そのお気持ちも理解できるのですが、実際のところ小学生のときに学習習慣が身についていなければ、中学生になったとたんに自ら勉強したり計画的に行動することはできません。
補足:三井塾の提出物管理について
私が把握しているかぎり、生徒全員の提出物を「管理シート」を作成して管理しているのは当塾だけだと思います。
なぜそのようなことを行なっているか?と言いますと(すでに、おわかりのとおり)「提出物」が公立中学での成績評価において重要視されているからです。
提出物をちゃんと仕上げて、テスト当日に提出することが成績の大きな評価対象になっています。
そこで当塾では、公立中学の生徒たちには「提出物クリアシート」を作成し、テストの1週間前までに仕上げられるようサポートしております。
ちなみに、提出物に対する学校での評価はとても厳しく、細かなものです。
例えば、ワークの問題1問1問に丸をつけなければいけません。
面倒くさくて、1ページ全体に大きく丸をつけると減点対象になります。
また、解答ミスをした箇所については、ちゃんと直して復習している記述が求められます。
三井塾では、それらについて塾長がすべてチェックしたうえで提出してもらっています。
実際に、チェックをクリアして提出をしているお子さまは、A+など上位の成績を修めているお子さまが少なくありません。
また、提出が早いお子さまほど、片手で数えられるくらい上位の成績を修める傾向があります(小学生のときの成績が、さほど高くなかったお子さまであってもです)。
本音を言えば、私(塾長)にとっても決して楽な作業ではありません。
ですので、私が知るかぎり近隣の他塾さんはこのようなサポートをおやりになっていません。
ですが、三井塾は生徒たちに伴走してやり抜きます。
なぜなら私は、提出物作成を通じて生徒たちに、計画力やクオリティの高い創作力、プレゼン力、成功体験などが身につく考えているからです。
そしてそれらは、生徒たちが未来でたくましく生きるための基盤的なスキルになります。
それゆえ、上記のような力を育むことは学力や成績アップと同じくらい大切なことであると私は考えております。
「勉強のやり方」がわかっていません
また「勉強のやり方」を指導しているのも三井塾だけだと思います。
なぜそう思うのか?と申しますと、当塾につぎのようなお問い合わせをいただくことが多いからです。
高校生のお子さまがいらっしゃる保護者さまから、お電話をいただいたときのことです。
お話を伺うと、お子さまが中学生のときは他塾に通っておられたそうです。
志望校合格後、塾は卒業されたものの高校に進学してから勉強について行けなくなったとのこと。
それで、改めて塾に通うことを検討し、当塾にお問い合わせくださいました。
実は、そのときの保護者さまの第一声が…
「勉強のやり方がわかっていません」
だったんですね。
正直に申し上げて、私は内心こう思ってしまいました。
「高校生にもなって、しかも塾にも行っていたのに“勉強のやり方がわからない”ってどういうこと?」
実は、このようなケースのお子さまは少なくありません。
そして、塾に通っていたのに勉強のやり方がわからない原因は、塾で講師から指示されたり課題を与えられたりして勉強をしてきたからです。
この場合、指示されている間は成績が伸びるのですが、塾を卒業して、指示してくれる存在がいなくなったとたんに「何を勉強すればいいかわからない」という状態に陥ります。
つまり「勉強」は教わってきたけれど「勉強のやり方」は教わってはこなかったんです。
その結果、勉強の質・量ともに低下して、伸び悩むことになります。
2,000人以上が成績を伸ばした「勉強のやり方」とは?
それに対して、当塾ではどんなお子さまもこの方法で勉強すれば成績が伸びるという「勉強のやり方」をお伝えしています。
実はこの方法は、かつて私自身が高校受験の際に行なった勉強法がベースになっています。
中学生当時、塾に通うこともできない落ちこぼれだった私は、この勉強法によって3ヶ月で県内の上位難関校に合格することができました。
当塾でお伝えしている「勉強のやり方」の一例を挙げますと、以下です。
- 問題集の解き方
- ノートの取り方
- 2回目の復習のタイミング
- 3回目の復習のタイミング
- 単語など暗記系の記憶法 etc
上記は、あくまで一例です(これ以外にもたくさんあります)。
私どもがお伝えしている勉強法は、これまで私を含め2,000人以上の生徒たちが実践し、成績アップを実現しており、その効果は実証済みです。
そして、この方法で勉強をはじめることで、お子さまは勉強において「自分で考える」ことをはじめます。
勉強のやり方を身につければ…
実は、小・中学生のときに当塾に通っていた生徒が、中学卒業とともに塾を卒業したものの、高校2年生ぐらいになって「成績ヤバイです」と言って戻ってくることがあります。
しかし、その生徒は「全然、勉強していなくてヤバイです」とは言うものの「勉強のやり方がわからなくてヤバイです」とは言いません。
このケースでは、勉強のやり方がわからなくて成績が落ち込んだのではなく、単純に勉強がおろそかになったことが原因です。
人間は誘惑に弱いので、高校生になって塾に行かなくなり、結果、勉強量が著しく減ってしまったのだと思います。
そこで、生徒自身が「このままではヤバイ」思って、勉強に集中できる環境に身を置きたいと考え、再び当塾に戻ってくることがあります。
そして再入塾後は、勉強に集中して取り組んだことで成績を伸ばすことができることがほとんどです。
一生もののスキルを身につけませんか?
このように、一度「勉強のやり方」を身につけると、それは一生モノのスキルになります。
そのため、当塾にずっと継続して通っている生徒も、いったん卒業した生徒も「勉強のやり方がわからない」という生徒はおりません。
だからこそ、新中1になったこのタイミングでお子さまに「勉強のやり方」を身につけさせてあげてほしいと思います。
そのスキルは、その後何年間もお子さまに勉強に対する根源的な自信をもたらしてくれるはずです。
そして、はじめのほうでもお伝えしましたが「学習習慣」や「勉強のやり方」を身につけるには時間がかかります。
また、つまずきを大元に戻って解消できるチャンスはかぎられています。
ですので(くり返しになり恐縮ですが)お忙しいこの時期ではございますが、どうか塾探しを先延ばしにしないでください。
そしてもし、このページを通じて当塾の取り組みにご興味をお持ちくださったのであれば、一度、体験授業にお越しになってみてください。
より具体的に勉強のやり方や提出物管理などについても、説明させていただきます。
きっと、塾探しのご負担がかなり軽減できるようになるはずです。
今、この時期での保護者さまとお子さまのがんばりが、この先に大きなゆとりや気持ちの余裕をもたらすことをお約束いたします。
お子さまと一緒に勉強できれば、うれしく思います。
このページでお伝えしたことが、少しでも保護者さまの塾探しの参考になれば幸いです。
最後までお付き合いくださいまして、感謝いたします。