
過去に開催した保護者会の様子(※今年のものではありません)
今回は三井塾で講師をしているNが、
7月に行われた保護者会の様子をレポートします!
保護者会に参加できなかった方はもちろん、
入塾を考えている方に読んでいただき、
三井塾ならではの考えや雰囲気などを知っていただけたらと思います。
- 成績UPに必要なこと、してはいけないこと
- 目標を達成しやすいマインドの作り方
- 親子関係を良好にするためのアドバイス
…など、盛りだくさんの内容です。
第一部:中学1〜2年生の保護者向け
このイベントは、
第一部の保護者会(中1,2年生対象)と
第二部の親子ガイダンス(中3生対象)に
分かれて開催しました。
第一部では、まず初めに三井先生から
「私は、後で資料を見たらわかるような保護者会はしません」
とのひとことが。
三井先生のモットーは「時間は命」。
「みなさんの大切な時間をいただくからこそ、
ほかでも聞けるような話はしない」と決めているそうです。
また、多くの塾では1時間の保護者会の場合、
大半の時間を夏期講習の説明に使うそう。
ですが、三井塾では夏期講習の話は短く、10分くらい。
勉強への向き合い方や子どもへの接し方が変わる、
根本的なお話に重点を置いています。
保護者会ではスライドを使いますが、
そのスライドの内容を印刷して配ることはしません。
その理由は、資料があると「書いてあるから良いか〜」と
気を抜いてしまい、聞くのをやめてしまうから。
適度な緊張感の中、集中して聞ける環境が作られていました!
ひとつの机からスタートした三井塾
ここからは本題へ。
今回は初めて参加する方が多いとのことで、
まずは三井塾の歴史についてご紹介します。
2012年にマンションの一室、
リビングの小さなスペースから始まった三井塾。
(スライドに写真を掲載していましたが、
本当に机と椅子2脚のみでした!)
今の建物の4階に移動したのが2016年。
その後さらに生徒が増え、
規模が大きくなったタイミングで2階も空いたため、
現在の三井塾のスタイルになりました。
現在の生徒数は総勢90名。
塾長、教室長、講師8名で運営しています。
塾長の特技は「字を見て子どものことがわかる」こと。
はじめて会うお子さんでも、字を見れば
家での様子や成績がわかるのだそうです。
簡単には教えないスタイル
そんな三井塾で大切にしていることは3つ。
自律学習環境
⇒答えをすぐに教えない
すぐに教えるって、実は不親切。
三井塾ではヒントを与えたり、勉強の仕方を教えたりします。
慣れていない子どもにはストレスがかかる方法ですが、
つきっきりで教えると甘えてしまい、
自分で考えず、講師に頼るクセがついてしまいます。
実は家庭教師が有効なのは「勉強が得意な子」。
その理由は、自分に足りないこと、必要なものがわかっているから。
勉強が苦手な子は全て先生に質問してしまうので、
「満足度は上がるが、成績が上がらない」なんてことに…。
三井塾では、生徒が自分で考えられるよう指導しています。
計画力を身につける
訓練すれば誰でもできるようになりますが、
小学生の間に身につけることが肝心です。
以前、三井塾に初めて来た中学生で
「宿題を提出したことがない」という子がいました。
小学生のうちに計画力が身についていないと、
中学生の課題の膨大な量についていけないので
早めに習慣化することが大事です!
「考える」を考える
ここで、三井先生から保護者の方へのクエスチョンタイムが!
『中学生の親御さんは子どもに「考えろ」と言いがちですが、
具体的にどうすることを「考える」と言っていますか?
1分以内に答えてください』と。
これを読んでいるみなさんは、すぐに答えられるでしょうか?
中学生の子どもがいると、家庭でのコミュニケーションが
会話より「〜しなさい」といった指示になってしまいがち。
まるで会社における部下と上司のような関係です。
だからこそ、親が「良い上司」になる必要があります。
あいまいな指示を出すのは、いい上司ではありません。
また、昔の自分の学校の経験など、
自分の経験だけをふまえて話すのは、
いわば「現場を知らない上司」。
今、子どもに伝わるような指示を出せていますか?
自分の子どもがわかる言語で伝えられているのかを
振り返ることが大事です。
「考えろ」というと、一時停止してしまう子どもは多いです。
三井先生が子どもにいう「考えて」とは『ペンをもって書くこと』。
手を動かさない=考えていない。
手を動かすと、脳に指令がいきます。
「何書けばわかりません」という子には
「文章の下に線を引きながら読もう」と具体的に伝えます。
すべてのことには理由がある
三井塾で使用している、自律手帳。
「その日に何を勉強したか」を
授業終わりに生徒たちに書かせています。
定期テスト前後にはテスト範囲や結果なども記入します。
また、自律手帳の後ろのページは履歴書になっていて、
志望校が決まったら「未来の履歴書」として、
高校、大学卒業までの道筋を書きます。
こうすることでより明確に将来のイメージがわき、
日々の勉強のモチベーションにもつながるんです。
「〜〜しなさい」をやめてみよう
「勉強をさぼる子」「宿題をやらない」
「お風呂になかなか入らない」…これらを
子どもが繰り返すのには、理由があります。
それは、潜在意識の中で
「相手の反応を見たい」と思っているから。
だからこそ、
相手が予想しない反応をすることが、気づきになるんです。
たとえば今、お子さんに対して
「〜〜しなさい」の指示ばかりになっているなら、
いったん一切の指示をやめてみましょう。
親が勉強する姿を見せよう
先ほど「子どもと親は上司と部下の関係」という話をしましたが、
上司が仕事をやっていないのに、
部下は仕事を頑張れるでしょうか?
頑張れないですよね。
「この時間は勉強してほしいな」というときは
親御さん自身も勉強すると良いです。
たとえば、漢検を受けてみる。
無理に高いレベルでなくて、子どもと同じレベルで良いんです。
とにかく「大人になっても勉強するんだ」
「勉強って大事なんだ」と思わせることが大切。
親御さんたちがいくら会社で頑張っていても、
その姿は子どもには見えません。
大人が「家で」勉強する姿を見せましょう。
自分の「とりせつ」を作ろう
「塾の先生の話は聞くのに親の言うことは聞かない」
これは、思春期あるある。
それはなぜなのか?
親子という距離の近さゆえ、そのときの感情によっ
怒ったり怒らなかったりする、ブレがあるから。
思春期にそれをやると、子どもからの信用を失い、
その結果親の言うことを聞かなくなります。
子どもといるときは、常にフラットでいるべき。
だからこそ「自分のとりせつ」を作ることが大事なんです!
- when:いつイライラする?
- where?:どの場所にストレスを感じる?
- how:どうすることで気が紛れる?
仕事で嫌なことがあったとき、疲れているとき…
「どうしたら自分の機嫌が直るか?」を分析し、
自分のパターンを知りましょう。
目的志向型と問題解決型
人間の欲望はこのふたつに別れます。
- 問題解決型=問題を解決するために行動する
- 目的志向型=達成したい目的のために行動する
数年前から流行している、パーソナルトレーニングジム。
そのトレーナーは会員をどうやって痩せさせているのか?
実は、心理学にもとづいたアプローチを行っているんです。
パーソナルトレーニングに来る人は、痩せたい。
これは「問題解決型」の志向です。
でもそれって本当でしょうか?
本当の願望は、ただ痩せたいのではなく
「10キロ痩せて水着が似合うようになりたい」ではないでしょうか?
実はこういった目的志向型のほうが、願望が叶いやすいんです。
だからこそパーソナルトレーニングは
「痩せたい」という問題解決から集客を行い、
「あなたは痩せたらどうなりたいですか?」と、
その先を考えさせて頑張らせる仕組みなんです。
だからこそ、目標を短期間で達成させやすいんです。
子どもについても同じ。
「ゲームをやめてほしい」
「勉強を毎日1時間してほしい」と思うのではなく、
その先にどうなってほしいかを考えることが大事。
願望を「問題解決」から「目的志向」に変換させることで
達成への近道になるんです。
マズローの欲求
マーケティングなどにも利用されている、有名なマズローの欲求。
自己実現
↑
承認欲求
↑
所属欲求
↑
安全欲求
↑
生理的欲求
生理的・安全欲求など下から満たすことで
上の段階の欲求が高まり、
それを満たすために行動するようになると言われています。
塾に通うお子さんは、
生理的・安全欲求は満たされています。
所属・愛情欲求は家族や部活動などで満たせます。
ただ、親から家でガミガミ言われると
「私はこの家の一員なのかな」と思ってしまうことも…
それがもし上司と部下なら、会社を辞めたくなりますよね。
目標を持ち、叶えたいと思う「自己実現欲求」を湧かせるには、
ピラミッドの下にある欲求から順に満たすことが大事。
子どものうちは、家族、学校の先生、塾の先生など
まわりの大人のサポートが必要です。
脳の仕組み上、ながら勉強はできない
東北大学の川島教授が仙台の小中学生に
「スマホが与える影響の統計」をとったところ、
- 勉強中にスマホを使う人は成績が悪い
- ラインや動画やゲーム音楽アプリを使っている人は成績が悪い
との結果が出たそう。
とはいえ、これらは当たり前ですね。
やってしまいがちな「音楽を聴きながら勉強する」…というのもNG。
これはPCで例えると、頭の中で
たくさんの画面が立ち上がっているようなもの。
その状態で勉強したものは、身につきません。
スマホはルールを厳密に決める
これまで「スマホをあげてよかった」という話は
一度も聞いたことがありません。
お金を払って悲しいことにならないよう、
ルール決めが重要です。
とはいえ時間制限のためのスクリーンタイムは、
そこをすりぬける裏技がいっぱいあるので無駄。
これに関しては子どもたちのほうが上手です。
(バグだ、と言い訳したり、1分だけ見たり…)
なのでいっそ、物理的に使えない状態にしましょう。
たとえば「wifiを解約する」
こうすることで、ギガを超えたら使えなくなります。
「入れたら何時間後まであかない箱」を作るのもひとつの手です。
依存は治りません。だからこそ、先に話した「とりせつ」のように
映画やお菓子など自分の機嫌を取れるものを把握し、
コントロールする術を身につける必要があるんです。
親が気をつけるべき3つのこと
情報
ネットの情報を鵜呑みにしない!
脳は「自分のほしい情報」を無意識に選択するもの。
「自分の選択は間違いないんだ」と後押しする情報を探しています。
だからもし情報を集めるのであれば、塾の先生に聞くか、
本(多くの人が目を通し、時間をかけて作ったもの)を読むこと。
そもそも、ネットの口コミって誰が書いているのですか?
古いものや、その学校を貶めるために悪く書いている人もいます。
それを簡単に信じて良いのでしょうか?
付き合う人
親が付き合う人は、子どもに影響を与えます。
家族ぐるみの付き合いがあると、
そこでの会話でこどもに影響を与える場合も。
相手の家族のことばで子どもが揺らぐことがあるので、
付き合う相手は考えましょう。
自分の言葉
一番密に接する親御さんの言葉で、子どもはできています。
親は子どもに「〜〜しなさい!」と、
やってもらいたいことを言いがちですが、
本人が何に興味を持っているのか聞くことが大事です。
自分の話を聞いてくれる人のことを、子どもは信用します。
子どもが好きなものに
「そんなのにお金を使ってどうするの」「もったいない」と
ケチをつけてしまっていませんか?
子どもが「こういうことがあって…」と話している途中で
「それってさ〜」「でも〜」とカットインしていませんか?
それでは子どもは、話すのをやめてしまいます。
コミュニケーションは、時間では測れません。
仕事が忙しいからできない…ではなく
「忙しいからこそ」、会話の濃さが大事。
指示ではない会話をしましょう。
夏期講習は絶好のチャンス!
学校の授業がいったん止まるので、ものすごいチャンスです。
学校のスピードを気にせず、
先取りやわかっていないところを復習できます。
三井塾4つの特徴
1.演習メイン
学校の授業のように先生の話を聞いて(=インプットメイン)、
最後に少し問題を解くだけでは、不十分。
「わかる」と「できる」は大きく違うので、
自分で解けるようになることが大事です。
だから三井塾では演習をメインに行っています。
2. 1コマ100分
「25分勉強+5分休憩」という
ポモドーロテクニックで集中力を維持します。
3. 自分に合った教材を使える
大手塾のようなしがらみがないので、
塾指定のテキストだけを使うことはありません。
塾オリジナルの教材や市販の良い教材など
自分に合ったものを使用できます。
4. 現在地を知る
模試の結果だけを見て「もうこの学校は無理だ…」と、
落ち込む子もいますが、その必要はありません。
「今、何が足りないか」や「自分の位置を知る手段」
として活用してください。
アンケートのご回答
個別の質問タイムの後、
保護者会についてのアンケートに
ご回答いただきました。
以下が、回答結果です。
※全学年を合わせた回答結果になります
どうして保護者会(中1,2年生)・親子ガイダンス(中3生)に参加しようと思われましたか?
- 毎回出ているから:7票
- 久しぶりの参加だから:1票
- 初めてだから:8票
- 何となく:0票
- その他:9票
以下は、その他を選ばれた方の
ご回答です。
- 毎回三井先生のお話が有意義なので
- 先生のお話を聞いて色々と勉強したかったので
- 受験生の夏休みの過ごし方を聞きたくて
- 大切で有意義だから。絶対参加します
- 本人にもっと受験生の自覚を持ってほしいため
- 子どもに意識を持ってほしいので(受験に対する)
- 夏にすべきことを聞きたかったから
- 初めての参加時に親も関わらないと成績が上がらないとのことだったので
- 先生のお話を聞きたかったから
我が子に対して「今日からこうしよう!」と思ったことがあれば教えてください
- 目的志向型に言い換えて伝える
- 子どもに伝わる言語で伝える
- 情報がほしいときは本を使う(塾の先生に聞くは既に認識あり)
- フラットな心で話を聞く
- スマホのルール、声掛けを
- 子どものハマっていることにlistenで
- 具体的にわかる言語で
- 言葉でのコミュニケーションを後回しにしない事
- 自分のトリセツを作り、フラットな状態で接しようと思いました
- 忙しいを理由に向き合う時間が少なかったので、話をよく聞いて安心できる家庭を作っていこうと思いました。今日は、ありがとうございました
- 「話を聴く」=「娘から信用」をもっとしていきたいと思いました
- SNSやスマホの実態も全く本人任せなので、家庭で話し合おうと!
- 話を聴く時間をもう少し作ろうと思います
- 話を聞く、否定しない、正論を言わない、意見を言わない
- 今日の先生のお話を伺って、家庭内で嫌な上司にならないで、子供の話をしっかりと聴くようにしたいと思いました。子供との時間を大切に過ごしたいと思います
- コミュニケーションを取り、子どものどもの考えを聞こうと思います。そこから、先生に教わったことを出来ればと思います
- まずは夏休みに向けて一日のスケジュールを作ってもらおうと思いました。前ほど言いあいをすることは少なくなりました。大学はいったほうがいいんじゃない。とも思いますが、自分が納得するように、自分が選んだ人生を生きてほしいと思います
- 「◯◯してね」「自分で考えてやってごらん」とついつい行ってしまっていたので、今日からは私の意図と、何をしてほしいかを明確に伝えようと思います。親の言葉で息子ができていることをいつも念頭においておきます。「次がんばろう!」といつも言ってしまうので、今日から絶対NGにします!今日もとても有意義なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
- 息子の好きなことにもっと関心をもつ(フリをする)
- 色々聞いて同意する
- ガマン。今を認めてそこからできることを
- 自立手帳のToDoリスト
- 復習のやり方「不安なら解く」をやろうと思える力
- 邪魔するものから離れられるように声かけしていこうと思います
- もっと静かに娘を応援します
- イライラしない。心おだやかに過ごす
- 自分のトリセツを作りたいです
- この半年間は私もテレビ・スマホは我慢して勉強環境を整えたいと思います
- 学ぼうとする気持ちがなくなっていることに気づいたので、一日ひとつでも学んだと思える行動を起こしたいと思います
- 子どもの前で毎日勉強しようと思った
- AM PM 夜 一日を3つにわけてすごす
- ちゃんと勉強します
- 言葉には気をつけよう!と強く思いました。不安ばかりを口にするのではなく、具体的な言葉、できるだけポジティブに支えていきたいと思います
今回の保護者会はご満足いただけましたか?
- とても満足:22票
- やや満足:3票
- どちらでもない:0票
- やや不満:0票
- 非常に不満:0票
我が子とのコミュニケーションが難しいと感じていますか?
- とてもそう思う:3票
- ややそう思う:13票
- どちらともいえない:2票
- あまりそう思わない:6票
- 全くそう思わない:1票
つい家でイライラしてしまうことがありますか?
- しょっちゅう:12票
- 週3〜4日:1票
- 週1〜2日:11票
- ほとんどない:1票
- 全くない:0票
我が子の将来に不安を感じていますか?
- とても不安:7票
- やや不安:10票
- どちらともいえない:6票
- ほぼ感じない:2票
- 全く感じない:0票
我が子に大学進学をしてほしいと思いますか?
- とてもそう思う:11票
- ややそう思う:8票
- どちらともいえない:5票
- あまりそう思わない:1票
- 全くそう思わない:0票


